本日読了

  • 『風が強く吹いている』三浦しをん
    途中までは、じっくりじっくり読んでいたんですが、本番が始まってからはもう…。夢みたいな話だとは重々承知。でもやっぱり、皆がんばった!よくやった!って手に汗握ってた。私は走るのが苦手だ。というか運動全般がダメダメだ。バス停から駅ホームまで走って電車に乗ったはいいが、次の駅で気分が悪くなって降りたこともある(遅刻した)。だけど、なんかこう…走り出したくなるよね…。とりあえずスタスタ歩いてみた。
    私はしをんさんの文章がすごく好きだ。なんかこう、リズムというか流れがすごくツボにくるんだよね。他の人にとってどうかは知らんが、心地いいっつーか快感を得られる文章なんだな。内容とはまた別にぐっとクる。はぁ、幸せ…。
    キャラクターで言えば、なんと言っても清瀬が好きだ。もう何だかよくわからんが、最初から鷲掴みだった。言葉をつくす、と言われてたが、この人のセリフはいちいちたまらない。描写もたまらない。『恐れを知らぬ王様のように微笑んだ』とか、ど真ん中ですよ。キュン死ぬ。しかも私、この人と色んな人との関係性がもう た ま ら な い 。走との関係も最初の最初からすっごいんですが、競技が始まってからの各選手との会話(回想含)ったらもう。もう。泣きそうだった。あとGMちゃんの気持ちがちょっとわかった(笑)。
    いきなり読み返すと勿体無いな…。あー、いいもん読んだ…。