気になるものの…

モリのアサガオ―新人刑務官と或る死刑囚の物語 (2) (ACTION COMICS)
手を出しかねている本がある。郷田マモラの『モリのアサガオ』だ。最新刊の2巻が発売になって間もないため、書店で平積みされている。その帯の言葉に『ムッ、萌えのかおりがする…!』と興味津々になったわけなのだが、甘い、スイートすぎ!設定からして、そうそうお手軽に萌えられるものではなかったのだよ…。以下に、帯と近い内容と思われる紹介文を載せときます。

死刑を執行する側とされる側。新人刑務官・及川直樹と死刑囚・渡瀬満の禁断の友情を通じ、死刑制度の《今》を描ききった衝撃の問題作!!
『禁断の友情』にセンサーが働いたんだろうな(笑)。しかし、しかしだ。どんなもんじゃろと1巻を立ち読んだ私は我に返った。そうだよ、死刑囚なんだよ。渡瀬の死刑執行シーンから始まってしまうのだよ…!一方的に憧れていた相手が、やがて殺人者として自分の働く刑務所にやってくる。死を前にした渡瀬が、最期に見たいと思うのが及川の顔…というほどに深い絆で結ばれる二人に、萌えたいんだか、萌えたい自分が後ろめたいんだか…じらじらしています。別にこの二人の話ばっかではなく、ほぼ死刑というものを描いているわけですので(渡瀬の話より、別の死刑囚のエピソードのほうが私は辛かった)、結構覚悟がいりそうなのです。でも結局読んじゃうんじゃないかな、この後も…うん…。