ラスト・プレゼント

余命幾ばくもないと知った女性が、仕事の為に捨てた娘と、母子としての絆を育てていくこの話、最終回と相成りました。『くさなぎ君のドラマを二つ足したみたいな!』と散々言っていたのですが、それでもダーダー泣いていました。結構見そびれてはいるのですが。元夫に病気のことを知られるところとか。
しかし最終回、ラストのラストがちょっと拍子抜け。闘病していこう!で終わっちゃうのか。どうなったのか、結局描かれないのか。私は、主人公の闘病や、死のシーンはともかく、死後が多少は描かれると思ってたよ。あゆみちゃんが遺影に手を合わせてから登校〜とかさ。ベタベタでも、娘が乗り越えて生きていっている姿を見たかったような気が。
あっ、怖い事に思い至っちゃった。実は、最後に海に行ったのはさ、主人公の夢なの。もう病院のベッドの上で危篤状態でさ、本当は海にはいけてなくてさ…。でも、お母さんの手を握ってくれてるのよ、あゆみちゃんが…!だってさ、すごい夢のような出来事だったじゃないよ。現在の恋人、元夫、元夫の恋人、そして娘…皆が仲良く夜の海で主人公の誕生日を祝ってくれるの…(さらに実家では両親や弟夫婦、元職場では同僚たちが、主役のいないパーティをしてくれている)。あわわ、やっぱり主人公の最後のやさしい夢だったらどうしよう…(それがラスト・プレゼントなの…)。