宮廷女官チャングムの誓い

飛び飛びですが、唯一見ている韓国ドラマかなぁ。多分、他のと違ってメインが恋愛ではないのよね。因縁深い宮廷で陰謀に巻き込まれながらも、最後は王の主治医として成功した女性の物語。長いんだ…50話!今知ったんだけど、チャングムという女医の存在自体は史実らしいが、最初に料理人として宮廷に入ったっていうのはフィクションらしい。うおー、そんな!ハン尚宮さまは?!
今週は久々に見たが(両親が見てるので説明だけは聞いてた)、かなり話が動いた回だった。内容ははしょるが、意外だったのがチェ尚宮。昔から野心満々だと思ってたのに、チャングムの母を手にかけさせられたことを恨んでいるとは思わなかったYO!クミョンにチェ一族のために陰謀に加担することを強制したわけだが、クミョンが最初は悩んで苦しみながら加担したように、そうせざるを得ないように追い込んだチェ尚宮自身が同じような経過をたどってたわけね。結局チェ尚宮チャングムハン尚宮の助命を言い出せたのだろうか?ネグミの長が取引したことだけが助命の理由なのかな?どうも私は死刑を勧めるチェ尚宮の兄の隣で彼女が言い出そうとして、そこでシーンが変わったことがすごく気になってるんだけど。
チャングムの母を殺し、同僚であったハン尚宮を冤罪で追い落とし…一族の繁栄のためにはむしろ進んで陰謀を企てる女性・チェ尚宮。それでも殺しきれない良心から、チャングムの助命を申し立てたと思いたいな〜。ヨンセンが罰を覚悟で、流刑になる二人を見送りたいと言い出したときに認めるように進言したのも。チェ尚宮がまだチェ一族のために手を汚す前…ただの女官としてハン尚宮チャングムの母とともに競い学んでいた同僚だった頃を、彼女自身が懐かしく思っているんじゃないか。
おそらくは彼女はチャングムを殺せなかったその一点から、やがて宮中に戻ってくるチャングム自身と彼女に味方するものたちに陰謀を暴かれ、一族ごと追い落とされるんだろう。けど、これまでクミョンびいきだったのが、さらにこのチェ一族が気になってしょうがなくなってきたよ。長く宮廷に巣くい、陰謀によって繁栄してきた一族。流れに巻き込まれ、最初は『心ならずも』でも、結局手を汚し続けた人々の末路がどうなるのか。……とりあえずクミョンがやっぱりかわいそうなので、彼女だけでも何とかして欲しいのですが…(遠い目)。