本日読了

  • 『手折られた青い百合 歓楽の都』駒崎優
    タイトルとか主人公ズの片割れが男娼とかで耽美?!とちょい手を出し損ねていたんだが、そのへん気にはならんかった。19世紀ウソ英国(笑)、国さえそうそう手出しできない『歓楽の都』レーンで、『金の城の宝石』(作中で、高レベルの娼婦・男娼はこう呼ばれる)ショウと貴族出身のはみだし医師レイが、事件とか仕事とか恋とか友情とか繰り広げる話。
    それより、レイが実家に〜あたりの話が…妙に『剣の輪舞』を思い出させるね。別にストーリー自体もキャラも雰囲気も被っちゃいませんが。
    モリアーティ教授的キャラ(的っつーか…)もいたりして、とりあえず好き要素はバッチリです。続刊も読んでみよ。
    ところで、角川ビーンズ文庫の編集部は『ビーンズは非ボーイズ!』と主張しているってのは知ってたけど、ちょっとそのカラー出し切れてない。確かに、完全少女小説(非ホモ。カップルは男女)のが多いけど、ものっそい境界線ふらふらしてるよね…(笑)。