本日読了

  • 『マルタ・サギーは探偵ですか?(2)冬のダンス』野梨原花南
    『名探偵』のカード、そういえば『カード戦争』といういわばゲームの道具でした、忘れてた。『富士見ミステリー文庫』というレーベル名と、主人公の職が『名探偵』という事で目くらまされがちですが、どちらかと言えばファンタジーで、遊戯王なのでした…。
    今回はリッツ・スミスの過去だとか、ドクトル・バーチとF教室だとか、絡み合う謎の一端が明らかにされたり、マルタの初バトルだったり、アレ再登場だったり(結構早かったな)。
    ドクトル、やはりただの人間ではないのでしょうか。そういう種族なんですか。便利すぎ!
    マルタとリッツは、お互いを家族として認識しているのか、相手が誰か別の人と仲よさそうだったり頼ってたりすると、ムッとしているのがほほえましく。リッツの件に絡んで、怒るマルタがよかったね。カードという力によって相手をひれ伏させたことを自己嫌悪しつつ。
    関係ないけど、紹介文の『ドクトル・バーチが突如消息を絶った』ってのはちょっと嘘くない?
    早めにシリーズ続刊を読みたいです。