本日読了

友人から借りていた本入りダン箱を整理。しながら読んじゃうし(笑)。

  • 『9番目のムサシ(1)〜(13)』高橋美由紀
    ノーマルカプの話がどうにも読めないという友人から借りたのだが、実はノーマルカプなのだよね(笑)。『ついつい女だって忘れちゃうんだよ!』…あー、特に初期はそうかもねー。
    世界の破滅を防ぐ謎の組織『UB』…その中でも一桁台のナンバーを持つ9人は、世界を動かす事すらできるといわれる。NO.9はムサシというコードネームで、人間離れした頭脳と運動能力で、女性たちをポーっとさせる美形…に見えるが実は10代の少女(なんか時代がかった説明だな)!いや…男子校とか平気で潜入するし、影武者は男(女の子もいたけど)だし、なかなか少女には見えないのだ。初期にNO.9の任務でガードすることになる慎吾とは、どうにも同性カップルに見えるんだよね(笑)。出会いが男子校で、楽しく過ごした時間のNO.9は男装してたわけだし。貸してくれた友人は性別には目隠ししてるんだろうなぁ(笑)。
    少女たちはたいてい、最後にNO.9の性別を知って失恋してしまう…いや、失恋と言った子もいたってくらいか。憧れは一段と強くなってる気がする。『女だから、親友になれるわ』と言った子もいたな。逆に、少年たちは恋に落ちてしまうわけだ。しかしUBのメンバーであるNO.9は生きる世界の違う人。いつも命の危険を冒して平和の為に戦っている。皆、結局彼女に近づく事ができない。その壁を乗り越えて、前述の慎吾とNO.9が一緒に生きていく事を決心するのが、ひとつの大きなストーリーになっています。
    で、実は私はこんな大恋愛の裏側できっちり腐れ妄想をしておりましたよ…性別変換とかせずにね!どこで妄想したかというと、イック→慎吾です。妄想甚だしい(笑)。イックとは、NO.9の影武者でもある、UBのNO.19。彼にとって、NO.9は上司でありながら、もう一人の自分でもあり、妹のような存在でもあり、女性でもある…って感じでしょうか。そういうわけで、当初は『ウチの娘をお前なんかにやれるかー!』とばかりに慎吾とは仲が悪いのですが、やがて理解者・友人になっていく…と。イックっていうのは慎吾がNO.9と区別する為につけたあだ名だけど、私は内心NO.19も嬉しかったんじゃないかと思うのだ。後々、他人にもそう名乗ってたし。ナンバーでもコードネームでもない、誰かがつけてくれた名前!萌 え る …!