本日読了

  • 福音の少年あさのあつこ
    母もこれの発売には気づいていたらしく、『新刊出てるじゃん』と振ってきた。『買ったよっつーか読んでるよー』と言ったら『早く読んで!』と。しかし、母はこれを楽しめるのだろうか?
    読み中のメモにも書いてるけど、ラノベっぽいんだ。謎の組織みたいなのとかさ。幼馴染の少女とかさ。味方してくれるちょっと不良大人とかさ。戦闘シーンと、エピローグがプラスされたらいける気がする(どこに)。シリーズものとして続けそうだし。この表紙じゃなくて、文庫サイズでマンガっぽいイラストの表紙でもおかしくは無いんじゃないだろうか。ダメ?
    続けそうとかエピローグがプラスされたら、って前述してますが、はっきり言っちゃうとあと一章分くらいあるんじゃないかって肩透かし感がありました。ただ、日常に彼らが戻っていく姿を描いちゃうと駄目だったのかも(留まったけど、いつか向こう側へ行ってしまうかもしれないって匂わせて終わりそうだもんな…)。
    あと、複数の視点で進むからってのもあるだろうけど、なんとなく明帆と陽で焦点がぶれ気味だったような。完全に二人だけというわけでもないしね(というか、秋庭さん視点は序章のみでよかったような気も…)。
    個々の描写は相変わらず繊細でハッとさせられた。もしも、もしも続けるつもりならどうなるのかなー。それはすっごい気になる。